人間関係学科とは | |
松原第七中学校区人間関係学科はグループ・アプローチの良さをいかして構成したガイダンスカリキュラムです。 1960年代後半から1980年代にかけて、構成的グループエンカウンターやアサーショントレーニング、グループワークトレーニングなどの老舗とも言うべき学校教育で生かすことのできるグループ・アプローチが成立しました。そして、2000年頃までに、プロジェクトアドベンチャー、ライフスキル教育、ストレスマネジメント教育、ソーシャルスキル教育、ピア・サポートプログラム等のグループ・アプローチが次々と生まれました。それを受けて、2005年以降、グループ・アプローチの成果を生かした学校教育レベルのガイダンスカリキュラムが教育委員会や教育センターあるいは学校単位で作成され実施されてきたのです。学校レベルでは、埼玉県上尾市立上尾西中学校区の社会性を育てるスキル教育や松原市立松原第七中学校区の人間関係学科(小学校「あいあいタイム」、中学校「HRS〔Human Relation Studies〕の略)」)等があります。行政レベルでは、さいたま市HRTプログラム、体系的指導プログラム(いきいきちばっ子プラン)、子どもの社会的スキル横浜プログラム等がさきがけとして生まれました。それ以降も、静岡、石川、川崎、高知、長野など次々と行政レベルでのガイダンスカリキュラムが作成されています。 →松原第七中学校区人間関係学科実施指針 |
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人間関係学科のコア(核) | |
「認知」「行動」「評価」のスパイラルに基づく人間の成長 |
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人間関係学科の3要素 | |
・ソーシャルスキル ・「出会い」と「気づき」の力 ・人間関係調整力+人間力 |
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人間関係学科12のターゲットスキル | |
・自己信頼 ・共感性 ・自己管理力 ・対人関係 ・境界設定 ・コミュニケーション力 ・ストレス対処 ・感情対処 ・決断と問題解決 ・創造的思考 ・批判的思考 ・情報活用力 |
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人間関係学科の3側面 | |
・日常性 ・テーマ性 ・クロス性 |
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教員や指導者に求められる力 | |
・子どもたちをホールドする力 ・子どもたちどうしの関係性やルールをつくる力 ・子どもたちに気づきを引き起こす力 ・子どもたちの気づきに気づく力 ・子どもたちへ介入(支援)する力 ・子どもたちの中で起こったことをとりあげる力 ・授業でビルドアップされた気づきを大切にする力 |
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教員や指導者に求められる資質 | |
・開かれた人間であるということ ・アサーティブなあり様であるということ ・相乗効果を発揮できるということ |